「勇気」と「奮起」

 4月26日より正式に議員となりました。「議員必携」という辞書のような分厚いハンドブック、「一般会計予算書」や「第2次木津川市総合計画」などに目を通しています。まだまだしっかり理解できているわけではないのですが、「議員必携」はなかなか情熱的だと思いました。筆者(誰か分からないのですが)の熱い思いが感じられます。一部を紹介します。

 政治家に強く要求されるのが「勇気」と「奮起」である。「議員必携」P.352

 「勇気」が必要と言ったのはアメリカ故ケネディ大統領、「奮起」と言ったのはイギリスの故チャーチル首相だそうです。勇気、勇気を奮い起こすことが必要であると。興味を覚えてこの二人が残した言葉を調べてみました。

 チャーチル首相の言葉には

「勇気がなければ、他のすべての資質は意味をなさない。」

 ケネディ大統領の言葉には

我々は真に勇気ある人間であったか?すなわち「敵に対抗する」勇気のほかに、必要な場合には「自己の仲間に対しても抵抗する」だけの勇気を持っていたか。「私利私欲に抵抗する」勇気だけでなく、「多数の圧迫に抵抗する」勇気を持っていたか!
図らずもこの二人の政治家の哲学に触れる機会になりました。

 また「議員必携」によれば、二元代表制㊟において、

議員は常に執行機関とは一歩離れていなければならない。~中略~ 執行機関に近づき過ぎて一つになってしまっては、批判も適正な政策判断もできないのは当然で、議会の存在理由はなくなってしまう。~中略~ 離れすぎては、適切な行政執行の正しい検証はできないし、また、非難や批評はできても、議会の使命である正しい批判と監視はできない。~中略~ 議会の構成員である議員は、常に執行機関とは一歩離れ、二歩離れない姿勢が大事である。「議員必携」p.350

 政治家のあるべき姿を知ることになりました。議員活動は誰かのご機嫌を取るためにやるのではなく、住民全体の利益を考えながら、しかし行政と協力しながら問題を解決していく必要があるという意味だと理解します。常に心に留めておこうと思います。

一年生議員、一歩ずつ進んでいきます。

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【注釈】二元代表制

立法府を構成する議員と、行政の長をそれぞれ住民の直接選挙で選ぶ制度で、「議院内閣制」とは対照的な概念。二元代表制では、議員は法律や予算などを審議・決定する権限をもつが、その執行は行政の長が責任をもつため、立法権と行政権の分離を徹底できる利点がある。日本では憲法93条で、地方自治体の首長と地方議員を住民が直接選挙で選ぶ二元代表制をとるよう定めている。一方、国政では直接選挙で選んだ議員で構成される議会が首相を指名し、その首相が内閣を組織する「議院内閣制」をとっている。【出典】コトバンク

木津川市を誰にとっても温かいまちに変えよう!

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