日本は唯一の戦争被爆国でありながら、「核兵器禁止条約」核兵器禁止条約 – Wikipediaに参加していない特異な国です。岸田首相は「核兵器の惨禍を人類が2度と起こさないという誓いを世界に示し、Ｇ７の首脳とともに平和のモニュメントの前で、平和と世界秩序と価値観を守るために結束していくことを確認したい」けれども、「核兵器のない世界という大きな目標に向け重要な条約だが、核兵器国は1国たりとも参加していない」から、この条約に参加しないと言っているそうです。
ここで違和感があります。それは違うのでは？？核兵器国であるアメリカの核の傘の元にあるから、確かに言いにくいのだとは思うけれども、それでもオブザーバー参加（傍聴）くらいはすべきでしょう？？だって、あんな悲惨な原爆の犠牲になった経験があるのだから、せめてアメリカに対して「核兵器だけはやめよう」って働きかけるべきではないのでしょうか。もちろん、このままアメリカの核の傘の元に居続けるのか？という議論も必要ではあります。
核兵器、この単語を聞いてピンとこない。それは確かです。あわただしい日常と核兵器はものすごく違う世界にあるように見える。でも、実はすごく近い。日本には原発が54基もあるという事実。私の住む木津川市は福井県からそう遠くない。毎年夏にキャンプに行くマキノのキャンプ場なんて、すぐそこが福井県だ。琵琶湖が汚染されたら近畿は一発で住めない土地になってしまう。そして、原発と核兵器は密接なつながりがある。例えば「劣化ウラン弾」という恐ろしい兵器は原発を稼働するための核燃料を作る際の副産物。イラク戦争で米軍が使用したとのことで、これによる被ばくの被害は深刻だそうです。そして驚くべきことに、「世界原子力協会は世界中に一千機の原発を作ることを目指している」（出展：グリーンピース）ということです😢
ただでさえ、気候危機で毎年大変なのに、核兵器？？原発？？これは人間がやめようと思えば辞められるもの。そこに英知と愛を集結させなくてどうするの？？
そんな思いを新たにさせていただきました。ありがとうございます。高橋さん、これからも頑張って！
